鬼滅の刃を読めない女子大生。(妄想は得意)
22:06
お久しぶりです。 女子大生Bです。
BGMはもちろん
LiSA 『炎』 -MUSiC CLiP- - YouTube
本日は、歴代収入一位の鬼滅の刃についてお話ししたいと思っている。が、題名のごとく私は読んでいない。全く。一冊もジャンプを買っていないし、単行本も手に入れいていない。アニメも見ていない。さらに言えば、私は、漫画を読まない。
それでも大体のストーリーのあらすじは知っているし、めちゃくちゃに人気があることも知っている。コロナによる外出自粛が騒がれる中、本屋に行列ができているというツイートだったがネット記事だったか、も目に入ってきた。
今は、作家が女性で炎上しているとかなんとか言われているけれど、どこにも炎上する要素を見つけられないのでこれに関しては信じていない。
じゃあ、ストーリーしか知らない女子大生がなにを語りたいのか。というか、知らないくせに何を語りたいのか。
私は、あらすじを聞いた時点で頭が割れそうに痛くなるくらい悲しくなった。だから、読めていない。なのに、こんなに多くの人が作品を読めていることに少し驚いた。
いや、わかっている。多分今この文章を読んだ人は、戦いではない節々にギャグのようなシーンもあると言いたいことも、みんな亡くなった後に家族や愛する人にあい幸せそうに笑っているということもわかっている。
それでも私には、とてもとてもとても悲しい話にしか見えないのだ。
断っておくが、私はこの作品を楽しんでいる人を、バカにしていない。むしろ、その強さとか、楽しいことをしっかりとキャッチできる感性を本当にいいなと思っている。
どうして私がこの作品のあらすじだけで悲しくなるのか、
才能があるというだけで、命を危険にさらさないといけないという義務と、才能と体力が共存するその期間に当てはまるのがとても若い人たちであるということ、人を失っても立ち止まることも逃げることもできない、前に進んでもはっきり言って闇しか見えないようにおもえてしまう。守られる対象であっていいはずの人たちが、守る側にいかないといけないこと。
あげればキリがないけれど、ごめんなさいと思ってしまう。守れなくて、戦わせて、それを美談のように賞賛して、本当にごめんなさいと思ってしまう。
でも私は、それが、これが、私のエゴであることも自分の幸せを、普通を彼らに当てはめようとしているのにも気づいている。私が勝手に、自分より若い人を守りたいと思ってしまうだけであることも、彼らの方が力があることが多いことも。
(ついでにいうとこれがフィクションであるということも、頭ではわかっている)
そしてさらにこの感情を助長させるのは今の状況もこの話に似ているように、思う。医師免許、検疫官、トラックを運転できるという才能をもつだけで最前線に立たされ、攻撃され、一番守りたい家族を守れるのかも怪しいけれど、才能があるからそこに立つことを余儀なくされること。今働いている人は確実に私よりも年上の場合の方が多いが、その家族は、その方の子供はわたしよりも若い場合だって山ほどある。彼らも、戦うしかないのだ。
ちなみにこの場合は、かかった人か、かかりたくないけれど普通の生活を送りたい人、どちらが鬼なのか、私にはわからない。もしかしたらこの現実はみんな鬼と、鬼と戦う両方の役割を担いあっているのかもしれない。
私は今までの人生、もしかしたら鬼の面が多かったのかもしれない。だから、ごめんなさいと言いたいくらい悲しくなるのなら、納得できる。
最後に一番伝えたい。私は妄想が得意だ。