女子大生入門

関西の女子大生が書く女子大生のリアル

オンラインクラスと女子大生

お題「#この1年の変化

23:12

何度かお伝えしたこともあるかもしれないが、私は関西の大学生をしている。文系の学部で、真面目にしっかりと勉強したことがあるとはお世辞にも言えない学生生活を送っていた。授業には出ているけれど落とした単位も多くある。

 

もし大学生じゃない人がいたときのために説明するが、9割の文系授業は単位が取れる。出席だけでも取れ流授業もあるし、レポートは字を埋めるだけでいい授業もある。

 

大きな理由のは、かなり完璧主義なところがあると思っていたところだ。(実はそうではなかったけれど)ちなみに、私は大学一年生の時に、授業の成績がどうつけられるのか理解しておらずかなり悪い成績を授与された。

 

実は、私はオンライン授業で覚醒したタイプの人間だった。学校に通うという行為、毎日同じ場所に行くと言うルーティン化してしまった行為、それだけでやる気が削がれてしまう人間であるということを知った。

 

私が大学一年生の時に単位を取れなかったのは、100点を取れないとわかったら嫌になるのではなく、今自分がどこにいるのかがわからなければやる気を持続することができない。とりあえずやっとくということが苦手だった。

 

つまりオンライン授業が始まると、毎日楽しくて仕方がなかった。気になったことはすぐ調べることができるし、通学時間や準備をする時間が削れたために大学に関係のない勉強への時間とモチベーションを持つことができたのだ。

 

確かにその節はあった。自分の学部の授業よりも他学部の授業の方が成績が抜群に良かった、短期集中系の勉強法は得意だった。

 

コロナが流行ったこの一年で、私は大学に入ってから一番本を読んだし、映画を見た。メイクの練習をしたし、自分について考えた。映画をカット数に注目して見たり、英語の勉強のために同じストーリーを何度も見たり、外国語で記事を読んだり、SNSマーケティングについて独学を始めてみたり。

 

言語のクラスもオンラインの方がクラスルームに行くよりも集中して受けることができた。来月からは、オンラインのクラスを学外で受け始めようと思っている。

プログラミングかデザインも学びたい。ヨガの教室にも行きたい。

 

感覚的な充実度では、学生団体に入って忙しくしていた時より、サークルに行きまくっていた時より、バイトをしていた時より、留学していた期間より充実しているように思う。

 

首都東京だけであったチャンスがオンラインに流れたことで、かなり様々な人のお話を聞けるようになったこともとても嬉しかった。インフルエンサーと呼ばれる人だけでなく若い経営者の人や、広告系の人、様々な人がオンラインで、話を聞かせてくれるようになった。

 

そして、来年は4年生になるのだけれど、実家に帰ってオンラインで授業を受けることにした。だから、家族といる時間も増えた。地元がかなり地方な私は、就職も都会出する予定だったのでこの街に帰ってくるとは思っていなかった。離れたからこそわかった魅力を、存分に感じるチャンスだ。嬉しい。

 

今まで日本は本当に忙しい、焦る国だったように思う。〇〇しなければならないというタスクのみが一人歩きして、それが存在する理由、学ばなければならない理由を考える時間はなかった。

 

じっくりと考え決めきるということ、自分で選択するということを学ぶことができる時間になって、よかった気がする。

 

理想的な大学生活ではないかもしれないけれど、新しい生活スタイルを生み出すこと。それは自分だけでできることではないので、この一年ほぼ強要のようなスタイルでうまれた生活スタイルを体験できたことは、貴重だったのではないかと思っている。

 

なにごとも楽しんだもん勝ちだし、愛されたもん勝ちだし、新しいことには挑戦してみる方が知れることは多い。

 

死んだ一年と呼ぶ人もいるけれど、生かすも殺すも自分次第。

 

春からの大学生、合格おめでとう。どんなスタイルでも楽しむ方法は絶対あるから楽しめ。