女子大生入門

関西の女子大生が書く女子大生のリアル

女子大生が感じる大人になったかも 、とおもうこと

「大人になったなと感じるとき」

 

 動物というのは、自分が年を取っても気付きにくいもので。人間も動物であるから、同様に気づくのが遅い。猫や犬と話せるわけではないから、比べられないが人間はかなり遅いのではないかなと思う。

 

もうとっくに小さな頃憧れていた、大人とよばれる20歳をこえたけれど、12歳の頃の自分と何が変わったかなんてわからないし、ましてやあの綺麗なお姉さんになれた実感はない。

 それでも、少子化と言われる日本でも毎年赤ちゃんが生まれてきて、私たちは年々「後輩」というものが増える。

 まあそんなことは、おいといて、私が大学生になって大人になったなあと感じた瞬間をいくつかあげたい

 

 一つ目は、勧誘系の人に「親に相談します。」という言葉が言いにくくなったとき。お金を使うとき、特に大きなお金になればなるほど、中学生や高校生の時は、それは当たり前に最初にいう言葉であったが大学生になると自分で決めることができることが増える。親のせいして断るのが難しくなってきている。親に頼らずに、ズバッと断れる人間に早く成長したい。

 

 二つ目、友達が運転する車に乗る時。

とくに小学校の友達、地元の友達と昔と同じ場所を通っているのに、私たちが乗っているのは車で横を高校生が自転車で通ったりする瞬間。私は本当に大人になってしまったなと感じる。

 高校生の頃なら自転車で行けた距離がもう車で移動することが当たり前になって、運動したいときは歩いて、自転車に乗る機会は0に近い。あの頃の私たちにとって一番効率的だった交通手段がいまでは、一番非効率なものと化していて。

 

 三つ目は、夢が小さくなっていくのを感じた時。

 それは、自分自身のとかそういうのではなくて、夢物語のようなことを話せていた耳朶が過ぎて、突拍子もないことでさえも現実的なことでしか表現できなくなっていくこと。

 例えば、働きたくないと思っていたら働かない選択ができていたが、いまではどれだけ快適に働けるかを追求する友人が増えた。それがいいことか悪いことかそれは全く今回のお話ではないのだが、自分で会社を立ち上げるとか、友人と一緒に働くとか、そもそもの働かないという選択が消えていること、それが当たり前の認識になりつつあることを感じた瞬間に、ああこれが大人になることかと感じる。

 

昔に戻りたいと感じた瞬間に人は大人になると聞いたことがある。

未来が楽しみな人は、子供であると。

初めて聞いたとき、なるほどと思ったし、今でもそうだよなあと思っているけれど、それでも子供である自分と大人である自分どちらも存在する。そしてどちらの自分もいとおしいと思う。

 

もっと大人な自分にも、もっと子供な自分にも会い私を構築していけばきっともっと楽しい人生をつくれる。

 

誕生日おめでとう私。