女子大生入門

関西の女子大生が書く女子大生のリアル

女子大生とプリクラ

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女子高生だった時、私たちは会うたびにプリクラをとったし、何なら何回も撮ることも多かった。可愛く撮れる角度を探してみたり、個性的な落書きができるように練習したり。

 

でも大学生になると一気にプリクラを撮る機会が減った。理由は色々あるとおもうけど、一番に思いつくのは遊ぶ時間帯だ。私たち女子大生が遊ぶのは基本的に夜、授業が終わるのが遅いから。週末に遊ぶときも夕方集合、朝から集まるならプリクラなんか存在しない自然が多いところ、田舎に行く。だから、生活のラインにプリクラが存在しない。

 

それと、インスタグラムの出現によって、友達の友達が他人でなくなったことも理由の一つだ。

まず、高校生の時にプリクラを見るのはすでに友達になっていて、あったことのある子がほとんどだ。だから、めちゃくちゃ可愛いのが乗せられていようと、いまいと、盛れてるなとか事故画だなと思われるくらいで、それが本体の顔でないとみんな知っている。

しかし大学生になれば友達の友達は友達になる可能性も高いし、インスタで可愛いと思ってもらうとフォローされたり、勝手に想像が膨らんでいて実際会ったら可愛いくないと思われてしまうことも多い。

 

それなりに可愛く写りたいけど、別人になってしまえば困るのはまた自分である。

 

その分スノーとかSnapchatとか、顔の周りに色々ついたり、少し顔が小さくなるくらいのものは良い。原型を留めてくれるし、お金もかからないし、インスタにもすぐあげられる。

 

プリクラを撮らないからと言って自分たちの顔に自信が持てている訳ではなくて、逆に期待される怖さ、理想の自分になれないことへの気づきが私たちをプリクラから遠ざけるかもしれない。

 

もしくは四百円でお酒を飲みたいからかもしれない。