女子大生入門

関西の女子大生が書く女子大生のリアル

美人と性格と

女子の方が理想が高いのか男子の理想が高いのか

 

恋愛とは難しい。彼氏や好きな人にされて嬉しかったことや、少女漫画のシーンを引用しては#イケメンに限る などとつける。確かに、自分より少しキラキラしがちなひとを選ぶ女子は多い。

かと思えば、高校時代と比べて美女と野獣のようなカップルも少なくはない。しかし、ブスとイケメンのカップルの少なさは世界でも稀に見る割合なのではないのだろうか。

 

やはり、男の方が脳の成長は遅いのか。人は見た目だけではないと気づくのが女の方が早いのか。と思っていた。

そんな時、大学の授業で、美人のほうが容姿が麗しくない人に比べて性格も良くなるし仕事もできるということが書かれているプリントが配布された。

もしかしたら男が見る目がないと思うのは間違いかもしれない。美人の方が性格も良く仕事もできるのであれば、そちらを選ぶのは当たり前だ。見た目を抜いてもほかの部分が優秀なのであれば、たまたまそれが美人だったという可能性も捨てることはできないか。

 

確かに美人に性格が悪い人はいない。ただこの美人には条件がついていて、昔から美人でかわいいかわいい、人形のようだ、絶対美人になるなどと言われて育ってきた美人の事だ。

 

ダレノガレ明美さんが、整形に関するツイートで炎上していた。確かにあのツイートはどう見ても、中高生が裏垢でつぶやくような低俗な内容で、きっとこんなことを書く人はブスで心が折れ曲がっているのだろうと思うようなセリフであった。しかし、彼女は美人である。なぜだ。なぜこのような間違いを世界に発信してしまったのか。それは彼女が、もともと自分に自信がなかったからなのではないだろうか。それほど強くい続けることができないような環境にいたからなのではないのかと思う。

 

前述の愛され続けている美人が一度も苦しい思いや悔しい思いをしなかったのだといえば間違いなく嘘になる。美人だからこその苦しみも存在しただろうし、僻みや妬み、異常に性的に見られるなど色々な壁があるだろう。それでも彼女たちは、いつも誰か守ってくれる人やそばにいてくれる人がいたのだ。一人で強いわけではなく、周り人がいたから強くなれただけである。

 

ここまで読んで自分はブスだし、性格はよくなれないと思う人がいればもうそこまでである。いちばん近くにいる自分が、自分のことを愛せないのであれば、人から愛されようと願うことはわがまますぎる。一つずつ小さなところから自分を好きになれば、性格美人になることは不可能ではない。

 

ブスに性格がいい人がいないと言いたいわけではない。本当の美人に性格が悪い人がいるはずがないと言っているだけなのだから。逆に言えばいくら着飾って、美しく在ろうとしても内側が汚ければ美人ではないというだけである。