女子大生入門

関西の女子大生が書く女子大生のリアル

NGT48の事件をみて思ったこと

 

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彼女がshowroomを配信した直後、ツイッターにファンによって投稿された時からこのことについて触れようか触れまいかと考えていた。

 

ちなみにこのニュースがNHKで流れる前、彼女のことをツイッターで検索したらハレンチという言葉がたくさん出てきた。その言葉の後に、「自業自得だ」と。アイドルならこれくらい仕方ないと言っている人もいた。別にレイプされた訳ではないじゃないかと。

 

バカかと思った。この人達は。まだ23年しか生きていないこの女性が、怖くて助けを求めている姿をみて何よりも先にそんなことを思うのか。涙ながらに助けを求めて、他の仲間を救おうとしている彼女をみて。

 

アイドルだから仕方がない。ハレンチだから仕方がない。

 なんで?

サラリーマンだから痴漢として捕まっても仕方がない。ツイッターをしているから殺人者だと思われても、老人だから詐欺にあっても、女子大生だからパパ活していると思われても仕方ない。

彼らが言っているのはそうゆうレベルの話だ。

 

アイドルが量産されていく日本では、アイドルとグラビアアイドルの違いはほとんどなくなっている。中学生や高校生がビキニを着て、わらって、胸を寄せている写真が表紙になっている雑誌がコンビニに並んでいる。

 

アイドルに憧れた少女たちは、水着になりたかったのだろうか、女優になりたい少女たちはきわどい写真が載った雑誌を喜んで見ているのだろうか。そんな表紙の雑誌を買っていくサラリーマンをみるバイトの少女はなにも思わないと思うのか。

 

私たちは、見たくないものから目をそらしすぎている気がする。自己責任と、無視は違う。

 

大学生になって私が感じたのは私たちの性的な価値の高さ、男の人が圧倒的に性的興奮を抑えられないという事実。

 

私たちは体を売り出せばいくらでも金を手に入れることができる。実際したことがなくても、インターネットの広告はそんなセリフであふれている。脱がなくていい、触らなくていい、顔は関係ない。パパ活、ギャラのみ、そういう仕事をしている人だとしても、同意なく襲っていいわけではない。

 

どんな仕事をしていようと、どんな人間であろうと、私たちは襲われても仕方ないなんて言われる筋合いはない。

 

私たちは強くなくてもよいから、諦めることだけはやめるべきだ。NGTの彼女のように声を上げること、助けを求めること、嫌だということそれが難しいとしても、心の中で諦めることだけはするべきではない。