女子大生入門

関西の女子大生が書く女子大生のリアル

夏の終わりの女子大生

21:19

 

今年こそ、彼氏と浴衣を着て花火を見に行くと思ってた。彼氏じゃなくても、いい感じの男友達でもよかった。いや、女友達でもこの際よかったな。

 

私は今年一度も花火を見ていない。見なくても死なないものではあるけど、一度くらい、見てもよかった。と思う。花火を見ていたら、もう少し夏は長かった気がする。

 

花火の後の何も残らないくらい空の下で、手を繋いでみたい。でも、私は中学生あたりで成長が止まったのか、人前で恋人と触れ合うと考えただけで恥ずかしくなってしまうし、きっとしばらくは叶わない願いだと思う。

 

恋人がいなくても十分に楽しい人生を送っているし、彼氏がいる友達はいつも何かに悩んでいるようにも見える。それでも、多くの女子大生は彼氏が欲しいと願っている。恋という感情は、人を可愛くして醜して、人間らしくする。

 

今日見たテレビで、喜びを全力で表現するイタリアの女性がいた。本当に可愛いと思った。でも、実際それをするのはとても難しい。もっと感情を外に出したいし、そういう可愛い女性になりたいと思っている。全力で文句を言う友達も醜いけれど、私よりもいくらかは人間らしいと思う。素敵だと思う。自分の意見を言わずに、適当に笑っている自分は何よりもつまらない。やりたいことをやっていない自分が、とてもつまらない。それでも、やりたいことがないわけではないから心から自分を嫌いにはならない。

 

今学期こそは、真面目に授業を受けると心に決めた。