女子大生入門

関西の女子大生が書く女子大生のリアル

女子高生から女子大生

14:34

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朝の準備はなぜこんなに時間がかかるのだろうか。2時間前に起きたとしても、ぎりぎりもしくは、遅刻。マイペースだからなのか。

 

服はいくらあっても、たりないしメイクは毎日うまくいかない。奇跡的に可愛くなれた日には、気になるあの人には会わない。授業が始まる45分前に起きて15分で準備した日に限って、会う。あれこの服、この前も来たっけ?いつもこの服ばっかり?あ、リップ塗るの忘れた。学生証も忘れた。こんな日々が明日から始まる。あぁ、少しだけ憂鬱。

 

あの子はいつも可愛いし、おしゃれだ。彼氏もいるし、あぁ、私も服くらい毎日違うものを着ないと。着まわしの勉強しよう。服買いに行かないと。

 

ついこの間まで、スカート長さ、前髪の長さ、インナーの色、髪型。全部きっちり決められていたのに、いきなりの自由。メイクの仕方も、おしゃれの仕方も知らない。校則を破っていた、あの子達は器用にメイクもおしゃれもして、お酒を飲むのも上手だね。

 

不純異性交遊と教えられていたことが、毎晩起こっている。むしろ不純異性交遊の方が純異性交遊(こんな言葉あるのか知らないけど)よりも多く行われていると、真面目な私は知らなかった。家に男を上げない方法、理性を保ち続けてもらう方法、男女の友情があまり成立しないこと。何一つ教えてもらっていない。それでも、家に上げた方も悪いと言われる。セックスで減るものなどないのだ。やっぱり、いくら純粋ぶっても減るものはないのだ。ちなみに減るものは、増えるからやっぱり減っても問題はないのだけど。

 

バイトだって禁止だったのに、いきなり自分で生活費を稼がないといけなくなる。店長のどこからがセクハラなのだろうか。そういえば、明日は友達とご飯だ。3000円はかかるし、ああまた季節が変わるから服を買わないといけない。ちなみに一軒目で終わることは少ない。デザートが食べたくなるし、デザートを食べたらカロリーを消費しないといけないからカラオケに行かないと。

 

もしかして、明日はちょん語の小テスト? しかも1限。ああ、あの丸と四角の文字が可愛いと思ったけど、何に使うのだ。この先の人生で。言語以外の時間は睡眠時間か、携帯を触っているだけだし、ペンなんてもう大学受験以来持っていない気がする。

 

自信があるから、先輩に可愛がってもらって、過去問だってもらえる。過去問の重要性、代わりに出席してくれる友達の大切さ、ちなみに自信がないと何も得られない。大学では、自分から行かなければ何も手に入らない。

 

 まあ女子大生のデメリットはこれくらい。それ以外は楽しい。

 

ちなみに、女子にはデメリットをメリットにする力が生まれつき備わっていると思う。最初を乗り越えれば、女子大生はすごく楽しい。時給も、都会に出てこれば高校時代が嘘のように上がるし、夜中まで働ける。一日中働けば、1万円越えも余裕だ。

 

学校は、自分で時間割を作れるから全休をつくって週休3日なんてザラだ。学校に携帯を持って行って怒る人はいないし、ガムを噛んでいて怒る人もいない。休憩時間にメイクを直している人も、目立ちはしない。授業にどうしても出れない時は(サボりたい時)は仲のいい友達に出席カードを出してもらうなり、カードを押してもらうなりすればいい。

 

男はご飯を奢ってくれるようになるし、優しくなる。数をこなすうちに、適当にいなす方法もわかってくる。男は女に優しいものらしい。基本的に。ちなみにバイトをとんでも死なない。気になる子が来る飲み会が入ったなら、バイトを休むのもいい手だ。大学では、一度の飲み会で恋は生まれる。

 

メイクも毎日一年間続ければ、上達はするし、メイクのうまい友達ができて教えてくれる。ちなみに、最初はキャンメイクで十分だ。無駄に高いものを買えば、買い換えれずに上達が遅くなる。似合う色なんて、メイクするまでわかるわけない。

 

おしゃれだって、毎日同じ人に合うわけじゃない。全部同じ授業の友達なんて基本的に存在しないし、もし存在するならなんでも話せる友達になると思う。だれも、周りの服を毎日チェックしないし、可愛い服だけが記憶に残る。可愛いの回数が多ければ、おしゃれな子と認定されるだけで、ダサい人に注目は集まらない。 

 

人の評価なんてこんなものだ。そこまで気にしなくていい。ということを学べばいい。真面目に生きるよりも、器用に生きる方が楽だということを知れば良い。どちらを選ぶかは、あなたの自由だし、誰に何を言われて自分の芯を貫いておけば、大切な人は近くに残る。時間もたくさんあるから、できるだけいろんなことに挑戦すればいいんだと思う。

 

嫌ならやめればいい。私は、女子大生という生活が気に入っている。